Analogist company,Ltd.

DRC/LVS/LPEツール  Raikiri(雷切:らいきり)

DRC: Design Rule Check
LVS: Layout vs Schematic
LPE: Layout Parasitic Extraction

 雷切は多くのファウンドリが提供する標準的なルールが利用可能なLVS/DRCレイアウト検証ツールです。
スクリプト変換などを介さず、直接ルールファイルを読み込む仕様となっております。
GUIインターフェースを使用しており、操作が容易です。

 雷切は気軽に容易に導入可能なDRC/LVSツールを志向しております。
機能についても妥協せず、十分な検証品質を目指して参ります。

【LVS】
 標準的なLVS検証ルールに対応しております。
検証の分かり易さを向上させるネットリスト・マッピングを標準装備しております。
これは一致済みのインスタンス及びネット情報を回路ネットリストからレイアウトネットに コピーするものです。
一致箇所がレイアウトネット情報から得られるため、配線ミス等のデバッグ作業は容易になります。
【DRC】
 標準的なDRC検証ルールに対応しております。エラー出力は各種レイアウトエディタで読み込めます。
【LPE】
 現在開発中です。小規模レイアウトにての動作は確認済みです。

【資料】

Raikiri紹介資料(PDF)


現在アナログIP受注は受けておりませんが、経歴として残しております。

アナログIP設計事業

プロセス使用実績:0.60μm、 0.35μm、 0.25μm、 0.18μm、 0.13μm、 90nm、 40nm、 28nm

パイプライン型A/Dコンバータ

パイプライン型は独自工夫により段間アンプの負担を軽減する構成を採用しており、 高速、低消費電力の両立が可能です。
【超高精度タイプ】
トリミングにより精度を飛躍的に向上させたパイプラインADCの技術も保持しており、
センサなどに適した20bit程度までの階調に対応可能です。
【超高速タイプ】
高速化については2ch化とトリミングによる速度向上の技術も保持しており、10bit程度であれば 350MSPS程度までの高速化に対応可能です。

10ビットA/Dコンバータ

型番:AGAD11
プロセス:0.35μm
分解能:10bit
変換速度:100MSPS
電源電圧:3.3V単一
備考:実チップにて動作確認済みです。独自の回路工夫により低消費電流を達成しております。

10ビットA/Dコンバータ

型番:AGAD12
プロセス:0.18μm
分解能:10bit
変換速度:167MSPS
電源電圧:1.8V単一
備考:実チップにて動作確認済みです。
   独自の回路工夫により高速動作、及び低消費電流を達成しております。

14ビットA/Dコンバータ

型番:AGAD13
プロセス:0.18μm
分解能:14bit
変換速度:50MSPS
電源電圧:1.8V単一
備考:独自の回路工夫により低消費電流を達成しております。

超高精度・高速A/Dコンバータ(設計可能)

型番:未定
分解能:20bit程度まで
変換速度:10MSPS~20MSPS程度
電源電圧:未定
備考:トリミングにより飛躍的な高精度を実現します。

フラッシュ・多段フラッシュ型A/Dコンバータ

多段フラッシュ型においては継ぎ目誤差による階調飛びの問題がしばしば生じますが、
これをダイナミックに補正する技術を開発しております。チップレベルで動作確認済みです。
【高効率タイプ】
中程度の精度(12bit程度まで)、中程度の速度(10~20MSPS程度まで)において優れた電力効率を達成可能な 独自技術を有しております。
【超高速タイプ】
デジタル的なトリミング、あるいはキャリブレーションによる超高速(数GSPS程度)の6bit精度フラッシュ技術を 保持しております。
電力効率にも優れます。

8ビットA/Dコンバータ

型番:AGAD41
方式:2段フラッシュ
プロセス:0.13μm
分解能:8bit
変換速度:100MSPS
電源電圧:1.2V単一
備考:速度、面積、消費電力において良好なバランスを達成しております。

12ビットA/Dコンバータ

型番:AGAD52
方式:多段フラッシュ
プロセス:0.13μm
分解能:12bit
変換速度:10MSPS
電源電圧:5V単一
備考:独自の回路構成により、補正なしで継ぎ目エラーのない変換特性を実現しております。
   35mW弱の低消費電力を達成しています。

逐次比較型A/Dコンバータ

逐次比較型(SAR)は単一トリガにより内部の全回路起動→変換動作→スタンバイを自律して行う制御を使用しており、
優れた低消費電力特性を有します。

16ビットA/Dコンバータ

型番:AGAD61
方式:逐次比較
プロセス:0.13μm
分解能:16bit
変換速度:500kSPS
電源電圧:5V単一
備考:トリミングにより16bitの分解能を得ています。
   1変換あたり6nJ弱の低消費電力を達成しています。500kSPS時は約3mAとなります。

12~18ビットA/Dコンバータ(構想段階)

型番:未定
方式:逐次比較
プロセス:未定
分解能:12~18bit程度
変換速度:100kSPS程度
電源電圧:未定
備考:トリミング、キャリブレーションなしで高分解能を得られます。低消費電力、小面積が期待できます。

電流出力型D/Aコンバータ

電流出力型において長年の回路技術、レイアウト技術の蓄積により優れたリニアリティ、 低グリッジノイズを達成しており、
多数の実チップ動作確認をしております。
【低歪みタイプ】
通常の電流出力型はナイキスト周波数に近くなりますと歪み率が大幅に低下する問題がありますが、
この欠点を大幅に改善したタイプがあります。
【高速タイプ】
1GHzを超える超高速品の設計対応が可能です。

10ビットD/Aコンバータ

型番:AGDA11
方式:電流出力
プロセス:0.35μm
分解能:10bit
変換速度:150MSPS
電源電圧:3.3V単一
備考:独自の回路工夫により低グリッジ、低消費電力となっています。

14ビットD/Aコンバータ

型番:AGDA13
方式:電流出力
プロセス:90nm
分解能:14bit
変換速度:150MSPS
電源電圧:1.2V/3.3V
備考:独自の回路工夫により低グリッジ、低消費電力、高分解能を達成しています。
   搭載品は大手メーカーのブルーレイディスク・プレイヤー用として出荷されております。

10ビットD/Aコンバータ

型番:AGDA21
方式:電流出力
プロセス:0.13μm
分解能:10bit
変換速度:150MSPS
電源電圧:1.2V単一
備考:独自の回路工夫により低グリッジ、低消費電力となっています。低電源電圧です。

12ビット低歪みD/Aコンバータ

型番:AGDA22
方式:電流出力
プロセス:0.35μm
分解能:12bit
変換速度:200MSPS
電源電圧:3.3V単一
備考:独自の回路工夫により低グリッジとなっています。
   さらに設計概念を変え、高周波数出力時においても低歪みを維持できる構造となっています。

抵抗ストリング型D/Aコンバータ

通常型はトラブルを起こすことが少なく、Rail-to-Rail出力にも対応します。
トリミング技術を使用すれば16bit程度の精度にも対応可能です。

【R-2R型について】
文献などでしばしば紹介されるR-2R型ですが、実践的なICの設計現場において使われる事はあまりありません。
入力コードに依存してリファレンス電流が変動する、素子バラつきの影響を受けやすい等の問題があり、
それらの問題の割にメリットが薄いため非推奨とさせて頂いております。

PLL(Phase Locked Loop), DLL(Delay Locked Loop), CDR(Clock Data Recovery)

PLL、及びCDRはアナログ型、デジタル型のいずれも対応可能です。
チャージポンプは独自工夫により理想に近い電流パルスを出力する仕組みになっております。
デッドゾーンの無い位相比較器と併せ、低位相ノイズを達成しております。
VCOは差動型を使用しており、PSRR、耐ノイズ性に優れております。
発振周波数はアナログ制御、デジタル制御、ハイブリッド制御のいずれも対応可能です。

DLL(Delay Locked Loop)は一般的に位相を一定間隔にずらした出力を得るために使用します。
PLLに比べて一般に低ジッタ、小面積であり、ばらつきに強いため、周波数逓倍が必要でなければDLLが推奨されます。
但し、異常動作を起こしやすい問題点もありますので設計には十分な所見が必要です。
弊社DLLは複数系統の安全回路の搭載により異常動作を防ぐ仕様となっております。
さらにロック時定数の自動調整による広レンジ仕様もあります。

200MHz-PLL

型番:AGPL11
プロセス:0.35μm
出力周波数範囲:10MHz~200MHz
電源電圧:3.3V単一
備考:ビデオ用を始めとして汎用的に使えるPLLです。

210MHz-PLL

型番:AGPL12
プロセス:0.18μm
出力周波数範囲:10MHz~210MHz
電源電圧:1.8V単一
備考:ビデオ用を始めとして汎用的に使えるPLLです。位相セレクタを搭載しています。

1.25GMHz-PLL

型番:AGPL23
プロセス:0.13μm
出力周波数範囲:125MHz~1.25GHz
電源電圧:1.2V単一
備考:HDMI-1.3aに準拠しています。高速分周回路により不正動作の心配はありません。

100MHz-DLL

型番:AGDL11
プロセス:0.35μm
出力周波数範囲:10MHz~100MHz
電源電圧:3.3V単一
備考:不正ロック防止回路搭載により安定動作を実現しています。低ジッタです。

180MHz-DLL

型番:AGDL12
プロセス:0.18μm
出力周波数範囲:10MHz~180MHz
電源電圧:1.8V単一
備考:不正ロック防止回路搭載により安定動作を実現しています。
   オプションとしてクロック・デューティ補正回路も搭載可能です。

単線シリアル通信技術

九州工業大学と共同開発した単線シリアル通信技術です。高速性と高信頼性を両立しております。
単線シリアルI/F技術の紹介資料(PDF)
JST国際特許を取得済みです。特長は以下の通りです。

  • 1線で通信が可能。電力線と信号線の重合も可能
  • 高速性と高信頼性を両立
  • 設計が容易
  • 低消費電力、小面積(低コスト)
  • 通信網の数珠つなぎ、枝分かれも可能
以下の用途が考えられます。
  • 車内ネットワーク
  • 大型機器内ネットワーク(航空機など)
  • センサーネットワーク
  • ロボット用ネットワーク
  • デジタル音声通信網
これに関連してCMOS論理にほぼ互換であり、インピーダンス整合の取れるインターフェース技術もあります。

低オフセット・オペアンプ

内部キャリブレーション回路による自動オフセット補正を行います。
独自の補正機構によりノイズの影響を受けにくく、動作が安定しています。
補正時間も100us以下を実現しています。0.1mV程度の入力オフセット電圧を実現可能です。

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